コロナ禍の小売業 4

  

今回は近所のドラッグストアの折込チラシ再開についてです。

  

入ってますね・・・平日の午前としては久しぶりの賑わいでしょう。

入り口には、のぼりを出しセール開催をアピールしています。お客さんの多くは

チラシから抜粋したと思われる買い物メモを持っていますし、店内は「広告の

品」POPも設置され、見やすい突き出しでセール品の陳列を行っています。

レジ待には行列ができていますが、少額会計が多いため時間はかかっていません

・・・と、コロナ前の世界が広がっています。

  

しかしながらこれは、コロナ前まで抱えていた小売業広告の問題が何も解決され

ていないことを表わしているのです。

例えば

・今日集客した多くがバーゲンハンターで広告の品以外は買っていない。

・今日の朝に来れない高額購入者の常連客が広告の品を買えない。

・折込チラシの費用対効果が不明。

・機動性のない折込チラシでは、今顧客が欲しがっているマスクや手洗い洗剤な

 どの情報の掲載ができていない。

・コロナ第二波に対応できない折込チラシ集客の再利用

  

今、多くの企業でコロナ後の新たなビジネスへと転換を急いでいます。小売業も

その中の一つですが、この企業はコロナ前に戻ることを選んだのでしょうか、コ

ロナ前と全く同じ集客で同じビジネスを始めました。同じ問題を抱えたままで。

  

コロナ第二波に襲われた時、この企業は今回と同じように自粛を行うのでしょう

か。

競合が第二波対策を行った新た集客方法を展開する中、一人指をくわえて客の流

出と売上げ減少を眺めことにを良しとするのでしょうか。

その時に慌てても時既に遅しで、同じ轍を踏まなかった競合に一掃されることに

なると思います。

  

喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、コロナ前の集客とビジネスに戻る

ことは完全に負け組の発想であることを忘れてはいけません。

今だからこそ、安価×ダイレクト×高い機動生×効果測定×ロイヤルカスタマ

ー重視の集客方法に転換し、今までの折込チラシによる集客のデメリットを解決

しコロナ第二波にも対応していきましょう。

  


カテゴリー: コロナ, チラシ, 効果測定, 小売業 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です